白銀の森の宿

2017.03.26

さかえだりさ さかえだりさ

妙高高原へ 鉄道の旅

東京では春の兆しが見え始めていた3月上旬。
ローカル列車を乗り継いで、のんびり新潟・直江津へ向かう。
季節が逆戻りしたかのような風景。車窓を見ながらそう思っていたが、ここからさらに真冬に戻るような場所へ行く。
えちごトキめき鉄道、妙高はねうまライン。直江津から妙高高原を結ぶ、37.7kmの鉄道路線。
終点の妙高高原からひとつ手前、関山駅までは約45分。
雪原や雪山の風景が見え始めたら、目的駅はもうすぐだ。

標高1,100メートルの世界へ

関山駅に着くと、宿泊先の燕ハイランドロッジの方が迎えに来てくださっていた。
車で20分ほどかかるということだが、上る上る、どんどん山の上の方へと進んでいく。
雪避けのスノーシェッドもくぐり、少し前までいた町中が眼下に見えてきた。

白銀のブナの森に佇む宿

その先に”やっと”見えてきたのが燕ハイランドロッジ。周囲をブナの森に囲まれた一軒宿。
まわりに建物がない、ほんとにほんとの一軒宿。
ラウンジには大きな窓と暖炉があり、ソファーに座ってブナの森をゆっくり眺められる。夜はライトアップも。
洋食のコースディナーをいただいた後、この宿の特長である温泉へ。
お湯に入った瞬間から「美肌の湯」と呼ばれるのがわかる、とろりとした湯の肌ざわり。出てしまうのがもったいなかった。
外湯はぬるめの源泉かけ流しの冷泉露天風呂となっていて、ぽかぽかの内湯と交互に入ると疲労回復に良いそうだが、私は外の寒さに勇気が持てず、内湯のみを堪能した。
次はぜひ冷泉にも入りたい!

妙高の朝焼け

早朝5時過ぎ、窓を開けるとだんだん明るくなっていた景色に惹かれて、完全防寒姿で氷点下の外へ。
扉を開け、一歩出た瞬間、外の世界に音が全くなくて、思わず息をのんだ。
しーんと静まり返っている。まるで別の世界に来てしまったよう。
足音だけを響かせ進むと、ちょうど太陽が昇ってくる時で、朝陽に輝く雪と町が見えた。

青い空に映える白の妙高山

この日は晴れ渡った快晴の天気で、妙高山もくっきり。
今回は雪の妙高だったけど、新緑、紅葉の妙高も見てみたい…
きっと、また来ようと思う。

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